2022/12/15 06:09
今日はリングスタンドのお話です。
商品を撮影するにあたり、
「リングスタンドを用意しないとな~」
「でも普通に買うのも、なんだしな~」
と言いながら、いろいろ探したのですが、
イメージに合うものがなかなか無く、しかも
指にはめた着装イメージ写真も必要だと思えど、
なかなか身近な人にお願いするのも難しく。
(みんな忙しい…)
手のタレントさんに依頼するほどの
商品点数でもないし、とのことで、
「やっぱりコレも作りますか!」
と言う事で…

出来ました!指は#10サイズのリングが入るようになってます。
#10以下はまた作らないと…
指にはめてるのは、工房にあった真鍮のリングです。
まずは保管している木材の中から、良い大きさの物を選んで、
木にデッサンをします。
(事前にイメージをクロッキー帳に描いてます)
今回は彫刻によく使われる「楠(くす)」を使用しました。
公園とかによくある木ですね(関東より南のお話)

大鋸「おが」(下段のノコ)と言うノコギリなどを使って、
ざっくり切り出していきます。

さらに小さいノコギリで形を追っていきます。
常に三次元的にデッサンを入れることがポイント!
ジュエリー制作でワックスを使用した具象物の時も
同様です。

ノミや彫刻刀で面を追い込んでいきます。
ノミは「小信」様。柔らかくやさしい感触です。

最後にオイルを少し塗り込みます。
オイルのお話は、また今度。

最後に硬い樫(かし)の木で、楠(くす)をカシカシこすり、
しっとりとしたツヤを出して完成です。
美しくできました。

またこのタイプ作ろーっと。
今回は木目(もくめ)のはっきりした楠材でしたが、
次はやさしい木目の桜材とかも良いかな。