2023/05/17 05:48
久しぶりにブログを更新します…。
ブログとして、書き込むネタはいっぱいあるのですが、
いっぱいありすぎて、まとめるのが難しいですね(;^_^A
今回はジュエリーとはあまり関係ないお話になります。
「守破離」(しゅはり)のお話です。
堅苦しいお話しなので、そのおつもりで…。
この考え方は、指導される対象者視点(後輩や学生たち本人)で
語られることが多いのですが、
指導者目線からも系統立ててとらえられる、良い考え方に思います。
わたしが後輩や学生を指導していた時に、よく使っていた考え方です。
簡単に言うと、
守:師匠や先輩の「型」をしっかり守る
破:その「型」を破り自分の道を模索する
離:「型」から離れ、我が道を進む
ここでは詳細は割愛致しますので、
国語辞典やネットでお調べください。
ジュエリー制作にかかわらず、スポーツや芸事など何事にも、
「型」が存在します。
指導するときには、まずこの「型」を教えることから始まります。
いわゆる「トレーニング」と言われるものですね。
何人かの人達をまとめて目的地に向かう電車のことです。
まずは「型」を覚えるまで、トレーニングします。
この段階で、だいたい各個人の力量に差が出てきます。
「型を守れるかどうか」
ですが、ここで「各々の個人のやり方でいいじゃないか」と言う話が、
出てきます。ここで重要なのは、「型」は一つだけど、
この「型」を各々に合わせてあげなくてはいけません。
この辺が指導者の力量になります。
利き手はどっちか、力加減や、性格などを鑑みて調整します。
この段階は小学生と言った感じでしょうか。
「型」を覚えてきたら、そこからさらに自分のやり方を模索させていきます。
このさせていく行為が指導者には必要です。
いわゆる「コーチング」と言うものですね。
馬車でそれぞれの向かいたい先へ、個人個人対応していくことですね。
勝手に自分で模索して行く子もいれば、型を守り続け過ぎる子もいます。
自分で模索して行く子はほったらかしにすると、気づいたときには
どっかへ行ってしまうことが多いので、ある意味しっかり見てないと
いけないです。守り続ける子は破るのに時間がかかるので、
長い目で見守ります。
この「破」のタイミングが一番注意深く見てないといけないタイミングです。
中高生みたいなかんじですね。
「離」のここまで来ると、あとは放置でも構いません。
いわゆる離れていくので、去る者追わずです。
学生から社会人になるような感じですね。
自己責任的な…(;゚Д゚)
どうしてもこの「型」を軽視もしくは古い昭和的な考え方と言う風潮は
ありますが、「型」なくして「形」は生まれないので、
「形」が無ければ、そのうち霧のように消えて行ってしまうものだと
思います。まぁその辺はそれぞれの考え方ですけどね♫
コシダ宝飾として、ジュエリーを作るなら、
「形」としてしっかり破綻のない物を作っていこうとする姿勢に、
「型」の概念がつながっていると思っております。
「守破離」の個人的なお話しでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。